より完璧な安全保護具を追求し続ける
優に1000種類を超えるラインナップ
様々な作業現場や工程に最適な手袋を研究・開発することにより現在までに1000種類を優に超える保護具を製造してきました。少しの改良を加えることで、保護具の寿命が大きく伸びることは珍しいことではなく、さらには保護具の劣化を防ぐことが作業者の皆様の事故防止に役立つことは間違いありません。カミキが海外での大量生産ではなく国内で1双ずつ製造する理由がここにあります。
その現場ごとに最適な保護具を提案し製造することが、より完璧な安全保護具を追求することに繋がると考えています。
カミキ独自の接着縫製
使いやすい保護具を求めてカミキでは様々な独自技術が生まれました。その中の1つが接着縫製です。
手の甲と掌の指部分の接合を甲側にうつし指部と掌本体の継ぎ部を従来の4層重ねから接着縫製により2層重ねにして対象物を取り扱う時の手の痛みを軽減するものです。 2層重ねですので、 補強のため当てをもう一枚付けても従来より薄くて痛みも少なく、 耐久性も向上します。
安全保護具として考えられるあらゆる素材を揃え、
作業者の安全と健康を守ります。
海外での大量生産が主流の保護具業界においては、国内の縫製工場は年々減少し、天然ゴムや合成ゴムを使って保護具を製造できる工場も限られてきました。しかしカミキは縫製するだけでなく、天然ゴムやニトリル系合成ゴムを使うことも両立して保護具を製造することに徹底してこだわった唯一無二の存在です。
天然ゴムやニトリル系合成ゴム以外で、保護具製造によく使われる素材を紹介します。
手袋に使用される主な素材
牛表革(黒)
厚:約1.2mm
一般に「本革」と呼ばれている高級革で、柔らかさと強靱性に優れ、手袋だけでなく鞄や靴、インテリア用品等にも広く活用されています。
牛表革(黄)
厚:約1.2mm/約0.9mm
牛表革(黒)と同じように「本革」と呼ばれている高級革で、黄色に染色された革です。2種類の厚みを使い分けることにより、様々な仕様の製品を作れます。
牛床革(白)
厚:約1.2mm/約1.8mm
原皮から表皮を利用した残りの部分で「スプリットレザー」と呼ばれています。厚さがあり、耐久性がよいので熱を扱う作業に向いています。
牛床革(茶)厚:約1.2mm
牛床革(白)をブラウンに染めた革です。汚れが目立たないのはもちろんのこと、手袋にすると作業者の手が目立つ効果もあります。
綿帆布 号数:6号-11号
平織りで織られた厚 手の布で、強度・耐久性・通気性に優れている上、静電気も起き難いという特性も備えています。Color: 白・ベージュ・青・黒
混紡帆布 号数:6号-11号
綿と化学繊維が使われることにより、両者の長所を持った帆布です。適度な張りをもった質感です。
アラミド繊維
引っ張り強さや摩擦抵抗力が強く、耐切創防止効果が非常に高い繊維です。高温での使用や耐薬品性にも優れています。
カーボンフェルト 厚:約4mm
難燃性の素材をフェルト状にしたもので、断熱効果はもちろんのこと、万が一の火種侵入に対する保護にも大変効果的です。
アルミコーネックス
優れた耐熱性・防炎性を持つ高性能アラミド繊維・コーネックスをアルミコートすることにより輻射熱も反射します。軽くて丈夫なので作業性も向上します。
アルミガラスクロス
優れた耐熱性・耐火性を持つガラスクロスをアルミコートすることにより輻射熱も反射します。アルミコーネックスに比べると低価格です。
ビニールレザー
厚:約1.5mm/約0.8mm/約0.4mm
油や各種液体の侵入を防ぐ効果がある素材で、厚みの違いにより様々な使い方ができます。
糸(テクノーラ・ケブラ)
テクノーラ糸やケブラ糸は耐熱性を持ち高強度なので、これを使って縫製された製品は、厳しい使用条件でも糸切れすることがほとんどありません。