防振手袋で国内初の新JIS規格の適合認定
振動病対応の防振手袋で国内初の新JIS規格の適合認定「20年ぶりのJIS規格改訂」
防振手袋のJIS規格が20年ぶりに改訂となりました。日本工業標準委員会が5月25日、「JIST8114」の新規格を公示しました。作業用手袋のJIS規格は他にありますが、性能基準が定めらているものは少なく、それだけに防振手袋は、厳しいJIS基準といえます。その中で、弊社の防振手袋が、国内初・国内唯一の同規格の適合認定を受けましたので関係各位様に報告致します。
昭和62年に防振手袋のJIS基準が設けられましたが、近年になり実際の作業現場で標準的な条件に対応した基準に変更する動きが高まり、今般のJIS基準改定に至っております。その内容、国際標準化機構のISO10819(1996年版)の基準に満たすものに変更されておりまして、防振手袋の振動伝達率の測定及び評価がその対象となっております。今年2月7日、独立行政法人労働安全衛生総合研究所(神奈川県川崎市多摩区長尾6-21-1 044-865-6111)の計測・評価により(2007年2月7日実験)により、弊社の防振手袋がその条件を満たす事が証明されておりますが、国内唯一の基準達成となりました。
防振手袋は、切削機やチェンソー等機械の使用による振動を軽減する作業用手袋で、長時間の使用による振動障害予防を目的に作られております。機械、工具の振動で手、腕の血管、神経に作用して血液循環が悪くなりますが、この障害は「白ろう病」といわれるように血流が少なくなり外見上白くなる症状で、他にも手指の冷感、皮膚温の低下等も引き起こすケースもあります。弊社では、この様な問題を踏まえ、より安全な作業環境作りにお役に立てればと思い、製品の改良を日夜進めてまいりました。今後も、工場等の作業現場で問題化している振動障害予防に向けた製品作りと更なる品質向上を目指して行く所存でございます。
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株式会社 カ ミ キ
代表取締役 江上壮輔
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